ロシア外務省はイスラエルと戦闘を続けるイスラム組織「ハマス」の代表団がモスクワを訪問したと明らかにしました。人質解放などをめぐり、協議したということです。

ロシア外務省は26日、ハマス幹部のアブ・マルズーク氏が率いる代表団がモスクワを訪問し、パレスチナ自治区ガザで拘束されている外国人の人質の解放や、ロシア人を含む外国人の退避について協議を行ったと明らかにしました。

イスラエルに駐在するロシアの大使の話では、ロシア国籍を持つ3人が人質に取られているということです。

また、ロシア外務省は、ハマスを支援してきたとされるイランのバゲリ外務次官も26日にモスクワを訪れたとしています。

一方、ハマス幹部のモスクワ訪問を受け、イスラエル外務省は「恥ずべき行為だ」と反発。直ちに追放するよう求める声明を出しました。