長いもの産地、長野県山形村に高校の美術科の生徒たちが制作したある「作品」が送られました。
JA松本ハイランドの施設に集まったおよそ50人の生産者。
そこで披露されたのが…。

「長いも」です。

ただし本物ではありません。
制作したのは、松本市のエクセラン高校美術科の生徒3人。
JAからの依頼を受け、生産者が目標とすべき長いもの「理想の形」をサンプルとして作ったのです。
JA松本ハイランド 小原太郎さん:
「まっすぐで、途中のあたりがふっくらしている“とっくり型”と言うんですけど、そういうイモが山形村産の特徴。理想の形をみんなで目指そうよということで制作を依頼しました」
制作期間はおよそ3か月。
竹で作った芯に金網をまき、粘土で形を整えていきます。

そこに、アクリル絵の具を塗って完成させました。
長いもの「ひげ」も、麻の繊維を使って再現しました。

エクセラン高校 垣内那菜さん:
「特徴を捉えようとすると細かいところが出てきて、表面の質感とか 今まで見えていなかったところがいろいろ見えてきました」
エクセラン高校 久保寺翔淑さん:
「もっといろんな人に長いもを知ってほしい」
JAでは、今後講習会などでも披露し、理想の形の長いも作りに生かすことにしています。














