外国人労働者の受け入れをサポートする企業は

今年8月、県内企業に外国人の人材の紹介から受け入れまでサポートする企業が設立されました。

明治時代から長崎港で外国船に物資を補給するなどの事業を展開してきた『澤山商会』と、長年、フィリピンで人材育成を手がけてきた大手海運会社の『商船三井』が協力し県内企業の需要に応えています。

澤山&MOL 中村禎二 取締役:
「地域にとってためになる、シンボリックなものを作ろうじゃないかということで、この度外国人人材にフォーカスしたJV(共同企業体)を作る運びになったということでございます。建設・介護・観光、そういった企業様からの問い合わせが多いです」

この企業のサポートを受けてフィリピン人の採用を検討している雲仙市の『おばま温泉 グループホーム湯之崎』です。

従業員の募集を出しても希望者は少なく、入居者へのサービスが行き届かなくなる可能性があることなどから外国人労働力を導入したいとしています。

おばま温泉 グループホーム湯之崎 豊田恭子 施設長:
「今が本当にキツキツの人数で職員たちが疲弊していくのを見ている状態で、何とかしないとっていう所がですね。1人1人の負担を減らしていくしかないので、そのために来ていただく」