北アルプスで遭難した東京都の男子大学生が24日朝、入山から6日ぶりに救助されました。
24日早朝、長野県警のヘリコプター「やまびこ」で、大学生がビバークしていた野口五郎岳西側の東沢谷(標高2200メートル)に降り立った救助隊員。
沢を渡って大学生に近づき、氏名を確認すると「おまたせ」と優しく声をかけました。

「すみません、すみません」と答えながら隊員に歩み寄る大学生。
18日に入山し、翌日夕方、家族への連絡を最後に、同行していた都内の自営業の男性とともに行方が分からなくなっていました。
3日分ほどの食料を持ち近くの沢の水を飲んでいたという2人。
大学生にけがはないようですが、顔色は青白く、疲れた様子です。