熊本市中心部の繁華街、「下通アーケード」「下通りアーケード」どっちの表現が正しいと思いますか?
じつは下通に限らず熊本市中心部の通りの表記が混在しているという問題があるんです。
統一を目指して取材してきました。
「通」or「通り」、どっちが正解?
熊本市中心部の下通アーケードにつながる『東寿通(ひがしことぶきどおり)』、看板には『東寿通』と「り」がついていませんが、石柱には『東寿通り』と「り」の文字が。表記が混在しています。

では、熊本市の通りの代表格「下通・上通アーケード」はどうなのか、街の人に聞いてみました。
「つけないイメージがあります。地図や表示に『り』がついているイメージがない」
「マップで表示されるのがこっち(送り仮名なし)なので、『送り仮名あり』はないですね。違和感がある」

送り仮名はつけないという人が圧倒的でした。
地図でも「り」がつかないものがほとんどですが…。
沖村孝祐アナウンサー「見つけてしまいました。熊本市が設置する看板、『上通り・下通り』と送り仮名がついています」

一体どちらが正しいのか、熊本市に直撃しました。
熊本市道路建設課 中島郷次 副課長「上通商栄会や下通繁栄会の皆さんと最終調整を行うなかで、従来から親しまれ、使用されてきた送り仮名がない『上通』『下通』で統一した経緯があります」

熊本市の見解は送り仮名なし。
では、なぜ送り仮名がつく地図が存在するのか。
中島 副課長「シャワー通りや下通アーケードなど市が許可・認可等行うものではございません。一概に正解・不正解は送り仮名に関してないとは思います」

通りの名称はあくまで「通称」で、市が管理するものではないため、一部混在する状況が生まれていると言います。
「上通」について商店街側は送り仮名なしでの統一を希望していますが…。

上通商栄会 田原誠也会長「僕たちの間では『り』をつけないのが当たり前なんです。本当は統一したいですね。でも、なかなか…(検索したら)『り』って出てくるからですね」
店舗の名前に「り」を付けるところも多く、統一は難しいようです。
