空爆がなく日常ですら“天井のない監獄”に例えられるパレスチナ自治区ガザ。なぜ、この非人道的な地域が生まれ、なぜ、長年この状況に置かれ続けているのでしょうか。「憎しみの連鎖」の根底にある問題…イスラエルによるパレスチナ占領と封鎖の実態とは?ハマスはどのようにして台頭したのか?イスラエルの建国に遡り、手作り解説でお伝えします。
“天井のない監獄”
パレスチナ自治区ガザですが、広さは日本の福岡市と同じぐらい。そこに、220万人以上が閉じ込められているため、「天井のない監獄」と呼ばれています。

イスラエルが全長65キロにわたる壁を建設。海側も含めて封鎖し、人や物資の出入りを厳しく制限しているのです。
ここに住むパレスチナ人は、国連などの支援物資に頼る生活を余儀なくされ、日常的に食糧や燃料の確保にも苦慮する状況。
どうしてこんな地域ができたのでしょうか。