長野県戦没者追悼式が松本市で開かれ、参列者が平和への思いを新たにしました。

およそ5万5000人とされる県関係の戦没者を追悼する式典は、1966年から開かれています。

今年は4年ぶりにコロナ禍前の規模に戻しての開催となり、県内各地の遺族などおよそ600人が参列しました。

式典で県遺族会の栗生勝由会長は、世界各地で続く紛争を憂慮し「戦争の悲惨さや平和の尊さを語り継いでいくことを誓います」と祭壇に語りかけました。

また、平和学習に取り組む松本大学の藤田達也さんが「地域で平和を知ることや、戦争について子どもたちに考えてもらうことが大切」とメッセージを読み上げました。

県によりますと、今年参列した遺族の平均年齢は78歳で、記憶の継承などが課題となっています。