スマートフォンや車など身近な電化製品にも欠かせない『半導体』について学ぶ出前授業が19日、長崎県大村市の中学校で開かれました。

体温計の仕組み

佐世保工業高等専門学校 猪原武士 准教授:
「なんでこれが温度を測れるか考えたことありますか?半導体は、温度によって流れる電気の量が決まってきます。これだけ電気流れてるなってコンピューターが分かれば何度って決めることができるわけ」

子どもの頃から半導体に親しんでもらい将来の技術者を増やそうと、佐世保高専や地元の半導体関連企業などが大村市立玖島中学校で開いた出前授業。

『半導体』は電気の流れる量をコントロールできることから高性能なスイッチのような役割を担い様々な電化製品に使われています。

佐世保工業高等専門学校 猪原武士 准教授:
「(半導体の材料は)酸素とか余分なものをどんどん削り取って、砂をめっちゃきれいにしたやつ。純度ほぼ100%の砂」

半導体のもとになる『シリコンウェハー』を初めて触りました。

玖島中学生徒:「やば、つるつる」

玖島中学生徒:「いつも使っている電子レンジとか、そういうやつに入っているのがびっくりしました」

玖島中学生徒:「将来、半導体に関わる仕事をしたいなってちょっと考えたり」

1つを完成させるまでに4か月もかかるという半導体。生徒たちは半導体が身の回りの様々なものに使われていることを知りより身近に感じたようでした。