マツタケの産地・長野県青木村が不作に悩まされているというニュースをお伝えしましたが、ここに来て明るい兆しが見えてきたようです。

道の駅あおき 若林崇弘社長:
「きょうも64(パック)ですから、この間よりはずっと増えてきている。適度な雨が降って気温も下がって、やっとこ出てきたって感じですね」

今年は暑さが続いて雨が少なかった影響で、地元産や上田市産のマツタケが不作となり、青木村の道の駅には、思ったように入荷しませんでした。

例年、多いときで500パック、通常でも100パックほどが店頭に並びますが、先週はおよそ30パックと寂しい状況が続いていました。

ここ数日で、ようやく入荷が増えてきたほか、さらに嬉しい出来事が。

道の駅あおき 若林崇弘社長:
「シールここに青木産は貼ってありますので、嬉しいですね本当に。産地ですので産地のものがなければね。どうしても私どもも張り合いがないから」

きょうも40人ほどの行列ができ、迎えた開店。

混雑を防ぐために入場は1グループごとで、ひとり1パックの制限は続いています。

訪れた人:
「大阪です。これを買いに。香りでしょ、食感と」
「去年は8時ころから並んで1番だったんだけど、きょう15番目くらい。すごいいいの買えた。良かった」
「両親が多分好きだと思うんですけど、贈れないので、せめて写真でもって感じで」

開店から15分ほどで残りは3パックとなる人気ぶりです。

道の駅あおき 若林崇弘社長:
「あまり寒くならなければ来週あたりまではいいかなという感じはします。今月末くらいまで続いてもらえれば一番いいですけどね」

暑すぎても寒すぎても出てこないというマツタケ。

「少しでも長く」という関係者の願いはマツタケに届くでしょうか。