
エスハイ レ・ロン・ソン代表:
お金を稼ぐ目的で日本行って、いくらもらって帰ってきて終わりっていうことはしない。あるいは日本企業も端的に人がいないから、何とか入れて終わったらさようなら。今よかったらいい、ベトナムがダメだったら違う国、そういう単純作業目的の企業さんもうちに合わない。
技能実習を巡っては、受け入れ企業に問題があったり、外国人が待遇に不満を持ったりしても、職場を変えることが難しいため、手続きを踏まずに職場を去るケースがあり、問題となっています。

さらに山梨労働局によりますと、去年、県内の技能実習生受け入れ事業所の約7割が長時間労働などの違反をしているということです。

エスハイ レ・ロン・ソン代表:
儲けたいとかじゃなくて、稼ぎたいというのではなくて、もっと経験・技術・仕事・日本語、そういった理解をできる人であれば逃亡しません。

エスハイではマナーや日本語学習の取り組みの成果もあり、これまで送り出した1万5000人以上の技能実習生のうち失踪したのはわずか10人ほどとなっています。
ロンソンさんが見据える今後の両国の関係は…


エスハイ レ・ロン・ソン代表:
ベトナム人は今1億人。まだ貧乏、若い人が多い。頑張りたい、モチベーション・ポテンシャル持っている人々ですので、そこで私あえて私自身ベトナム人口の中で10%日本語普及、日本語を学んで日本語を習得して日本語しゃべれて、日本人とうまくいったらビジネス一緒にやりましょう。日本国内だけでなく、ベトナムでの事業を拡大していきましょう。
ロンソンさんによりますと様々な失踪の理由がある中で大きな壁になっているのが言葉です。そのため日本に送り出す前に日本語やマナーを教える取り組みを続けているということでした。
ロンソンさんが送り出した技能実習生の中には日本で働いた企業がベトナム進出する際に活躍する人も少なくないということです。
技能実習制度は見直しの検討が進められていて、政府の有識者会議は同じ企業で1年以上働き、日本語の試験に合格するなど条件を満たせば転職できるようにするなどの案を発表していて、今年中に報告書をとりまとめる方針となっています。
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