高校ラグビー、冬の花園を目指す宮城県予選は19日、準決勝が行われます。ベスト4進出のチームから仙台三高と佐沼、2校のキャプテンに思いを聞きました。
仙台三 佐藤真太郎主将:
「ひとりひとりがしっかり声を出して周りに繋いで、ひとりひとりがキャプテンをする」
全員ラグビーで花園を目指す仙台三高。その初戦は前半、対する仙台高校にツートライを決められ試合最終盤までリードを許す厳しい展開に。しかしドラマはこの後に、後半25分でした。執念の逆転トライを決めた仙台三高。劇的な1勝で準決勝進出を決めました。
仙台三 佐藤真太郎主将:
「最後の最後、自分たちが逆転で勝つことができて、自分たちの中ではあの試合は負け試合だという話をしていて。あの試合では絶対準決勝は勝てない。もっと高い壁なので」

戦いの中で再認識した自分たちのラグビー。力強いフォワードとバックスのスピード総合力で決勝進出を狙う仙台三高。敗れたチームの思いも背負い準決勝に挑みます。
仙台三 佐藤真太郎主将:
「準決勝の佐沼高は、新人戦で負けている相手なので、その悔しさをしっかり晴らして決勝進出したい」

仙台三高と対するのは、去年の準優勝校第2シードの佐沼。今年は3年生が4人と1・2年生主体のチームながら初戦で白石工業を圧倒しベスト4に駒を進めました。

チームの中心は宮城県選抜でもスタメンを張るキャプテンの藤原陵介選手。去年の決勝や国体など大舞台で得た経験を後輩たちに伝え、戦力の底上げを図ってきました。
佐沼 藤原陵介主将:
「(3年生)全員一丸となってチーム全体を引っ張っていけるように頑張ってやってきました。今のチーム、3年生と長い時間やっていたいので負けられない」
1日でも長くこのチームで戦うために。持ち味の機動力を生かしたラグビーで2年連続の決勝を目指します。

佐沼 藤原陵介主将:
「自分たちはもっと上を目指しているので、負けてしまっては元も子もないのでしっかり勝ち切って、育英戦に繋げられる試合にしたい」

19日の準決勝はご覧の組み合わせで行われます。