
(ANA中部空港 総務部人事課 加藤百合香さん)
「現在、グランドハンドリングを志望する女性が増えてきている。採用の募集をしても、志望する学生の半分が女性なので、今後女性が活躍していく領域が増えていくのではないかと感じている」
女性の社会進出推進に伴い、グラハン女子も増えています。ANA中部空港のグランドサービス部では、今や全体で女性が占める割合はおよそ2割。以前は男性の職場だった業界が、大きく変わりつつあります。
夜の空港で大好きな飛行機のコックピットに座る「最高の瞬間」

夜のセントレアでは、到着した飛行機を点検する末永さんの姿がありました。
(ANA中部空港 グランドサービス部 末永悠光さん)
Q今から何をする?
「今からブレーキマンの作業をする。コックピットに入って、機長の席にブレーキをいつでも操作できるように座る」
翌日の離陸に向けて、空港に留まる飛行機を所定の位置へ移動させるのもグラハンの役割。コックピットに乗り込んでブレーキを操作します。なかなかないことなので、ワクワクしながら作業するという末永さん。飛行機に憧れ、この業界を目指した彼女にとって最高の瞬間です。
(ANA中部空港 グランドサービス部 末永悠光さん)
「(コックピットに)座るときは緊張します。いろんなスイッチがあって、間違って触ると大変なので」
これで1日の仕事は終了。灼熱の夏も凍てつく冬も、雨の日も雪の日も、飛行機のすぐそばでフライトを支えます。
(ANA中部空港 グランドサービス部 末永悠光さん)
「これから航空業界も変わる時というか、このコロナ禍を機に変わって、またみんなで頑張っていきたいと思っているので。みんなでもっと航空業界を盛り上げたいなと思っています」
きょうも、末永さんの誘導で飛行機が到着します。
CBCテレビ「チャント!」10月10日放送より