殉職した警察官の慰霊祭が長野市で開かれ、参加者が5月に中野市で起きた殺人事件で亡くなった2人を含む64人の死を悼みました。

長野市のホテルで行われた慰霊祭には、殉職者の遺族や県警の幹部職員など27人が参列しました。

県警小山巌(こやま・いわお)本部長:
「誇りと使命感を持って職務にあたった64人に敬意を表します」

県警によりますと、1882年から2023年までに殉職した警察官は64人。

2023年5月、長野県中野市で猟銃を持った男が立てこもった事件では、中野警察署に勤務していた2人が命を落としました。

過労死で夫を亡くした原山かず子さんは、警察官が犠牲になった報道を見るたびに心が痛むといいます。

原山かず子さん:
「悲しいというよりつらいですね。いろいろな事件があると、何年経っても警察官が盾になっているということが、一番つらいことですね。本当に平和であってくれと思っている」

参列者は、殉職者の功績を称えるとともに、その死を悼んでいました。