厚切りジェイソンさん「節約は稼ぐより約1.5倍の力がある」
「コレだけやってみて!」ということが、「収入-支出=最大化」。つまり支出、ムダを省いていくことが大事ということですが、「支出の視覚化でムダをおさえる」とはどういうことですか?

厚切りジェイソンさん:
何も考えないで、癖でお金を使ってしまう人が多いんですよね。自動販売機の前を通るたびにジュースを買っちゃおう、みたいな。コンビニがあるからそこで甘いパン買いましょう、とか。
それは本当に自分の幸せのためだと考えて、これはいいものだと決めて買ったものだったら全然いいんですけど、ちゃんと意識を持ちましょう。
意識を持つには、たとえば毎月いくら使っているのか記録を残すと「コンビニでこんなに使ってたんだ、そこまではいらなかったよね」とか、いろいろ見えてくると思います。
ホラン千秋キャスター:
本当に欲しいわけではないけれども何となく惰性で買ってしまうもの、みたいな。
厚切りジェイソンさん:
そうですね。衝動買いとか、誘われたから参加した飲み会が毎日続くと、いつの間にか財布が空っぽになってしまう。
ホランキャスター:
どこで何を自分はどれくらい使っているのかを、まず知ることが大事ですね。
厚切りジェイソンさん:
知ったら、いろいろ同じようなことが、計画を作れば違うやり方でできるんですよね。
たとえば毎日ジュースを買うよりも、爆買いしたデカい単位のやつを買えば、それはマイボトルで持っていくようなことだと、同じ中身のものをもっと安く飲めるような方法だってありえますしね。

南波キャスター:
ジェイソンさんはいろんな工夫をされているということで、コンビニ・自販機は使わない。洋服も買わないんですか?
厚切りジェイソンさん:
結構ボロボロになるまでは使いますね。原宿まわりを歩いていると、ギャルたちに「あっ、毛玉すごい」と必ず言われます。
「毛玉すごっ!」ってあちこちから聞こえるんですけど、それでも着られて、しかも快適ですし、まだ買わなくてもいいかなと思うわけ。
南波キャスター:
あと、移動手段は歩き?
厚切りジェイソンさん:
そうですね。すぐタクシーに乗ってしまうよりも、1~2キロ先だけだったら時間あるし、健康のためにもなるし、歩いても一石二鳥だと思ったりしますね。
南波キャスター:
なるほど。ジェイソンさんは「節約はノーリスクで稼いでいるのと同じ。月1万円節約すると30年で360万円に」なりますよ、ともおっしゃっています。
厚切りジェイソンさん:
結構いきますよね。稼ぐのはなかなか大変ですし、所得税とかいろんな税金が引かれる。使うときも消費税がかかります。
だから700円を節約するのは、1000円を稼ぐのと同じぐらいの力があると僕は思っていて。約1.5倍の力がありますよ、節約するほうが。