NTT西日本のグループ企業の元派遣社員が、およそ900万件の顧客情報を不正に持ち出し第三者に流出させていた問題で、県内では、今のところ黒部市、立山町、上市町であわせておよそ4700件の個人情報が流出していたことがわかりました。
これは、NTT西日本のグループ企業「NTTビジネスソリューションズ」の元派遣社員が顧客情報を不正に持ち出して第三者に流出させたものです。
元派遣社員は10年にわたってコールセンターシステムの運用保守業務に従事していて、流出した顧客情報はおよそ900万件にのぼります。
不正に持ち出された顧客情報は、顧客の氏名、住所、電話番号などが含まれているということです。
県内では黒部市、上市町、立山町が情報の流出が確認されました。
黒部市は、国民健康保険特定健康診査の受診を勧める業務を委託。2016年3月から9月頃までおよそ2000件が持ち出されたと発表しました。
上市町は、がん検診の受診を勧める業務を委託。2014年から2019年までの業務委託期間中におよそ2000件の個人情報が持ち出されたと発表しています。
立山町は、2015年に国民健康保険特定健康診査の受診を勧める業務を委託。およそ700件の個人情報が流出したと発表しました。
黒部市、上市町、立山町ともに現時点で、個人情報の不正流出による2次被害は確認されていないとしています。
不安な点、不明な点があればNTT西日本のグループ企業が設けている問い合わせ窓口に電話してほしいとしています。
【電話】0120―220―614 【受付時間】午前9時~午後8時