9月まで猛暑日を記録するなど長引いた暑さの影響が心配されていた紅葉ですが、ここにきて冷え込む日もあり徐々に見頃を迎えているようです。
紅葉の名所のいまの表情を取材しました。

エメラルドグリーンに輝く阿寺川(あでらがわ)が流れる長野県大桑村の阿寺渓谷(あてらけいこく)。


流れる川の特徴的な色は「阿寺(あてら)ブルー」と呼ばれ、人気の観光スポットです。

高野記者:
「観光客に人気の阿寺渓谷ですが、透き通った川が魅力の1つ。川から目線を上げると木々が少しずつ色づき始めている」


ヒノキ、サワラなど深い緑の森林の中に、カエデやナラの赤や黄色が鮮やかに浮かび上がります。

村の観光協会によりますと、最近の冷え込みによって、ほぼ例年通り、先週から色づき始めたということです。

秋晴れに恵まれた17日は県の内外から観光客が訪れ、川と紅葉のコントラストを楽しんでいました。


奈良から来た男性:
「水があって木があるから空気がとてもいいですね。ようやく秋らしくなってきた」

神奈川から来た女性:
「気持ちいいですね。もっと(紅葉が)きれいになるのかなと思うので、また来たい」


阿寺渓谷の紅葉は10月末に見頃を迎え、11月上旬まで楽しめるということです。