9月30日に青森県三沢市の飲食店で食事をした男女3人がカンピロバクターによる食中毒を発症しました。カンピロバクターの食中毒は県内では2023年初めてです。

青森県によりますと9月30日、三沢市内の飲食店を利用した二十代の男女3人に発熱や下痢などの症状が出ました。保健所で検査をしたところ3人からカンピロバクター・ジェジュニが検出されたことなどから県は食中毒と断定しました。

カンピロバクターは鶏肉や牛レバーなどの食肉関連食品が主な感染源で2022年に全国で発生した食中毒の原因の約2割を占めています。3人は9月30日に3つの飲食店で共通の食事をしていますがカンピロバクターの食中毒は肉を提供した店に限らず調理器具や手指を通してほかの食材にも菌が付着することから県は食中毒の原因となった店を特定できなかったとしています。

カンピロバクターの食中毒を防ぐために県は食肉は生で食べることを避けて中心部まで十分に加熱し調理したまな板などの調理器具や手指を十分に洗浄、消毒するよう呼びかけています。