10月15日に行われたパリオリンピックのマラソン代表選考会「MGC」に、福島県南相馬市出身の今井正人選手が出場しました。「ここに立てたことを幸せに思う」。レース後、今井選手が周りの人に伝えたのは「感謝の気持ち」でした。

パリオリンピック出場をかけた一発勝負の選考会「MGC」。上位2人の選手が見事、五輪切符を掴みました。そのレースに今回、最年長で出場したのが南相馬市出身の今井正人選手(39)です。

当時の実況「小高町の今井正人、また1人抜きました!今まさに68番のランナーを抜いていき、さらに前をいきます!19番飯野町のランナーも抜いていきました!」

今井選手は、原町高校3年の時、ふくしま駅伝で58人抜き。名門・順天堂大学に進み、箱根駅伝では、「元祖・山の神」としてその名を轟かせました。

しかし、夢のオリンピックには出場したことがありません。悲願の代表入りへ…MGCにすべてをぶつけます。