10月15日(日)ファーストステージ第2戦

石田充 アナウンサー
そして、勝てば2連勝で甲子園の切符を手にするという15日のゲーム。試合前ですが、山本浩二 さんの始球式でなんと打席に 鈴木誠也 が! 

天谷宗一郎 さん
新井監督の初安打ということなんですが、ここでまた球場の雰囲気がガラッと変わりました。盛り上がりました。

石田充 アナウンサー
これが、ホームアドバンテージだったのかもしれません。

DeNAのマウンドは、今永でしたが、3番の 西川龍馬 が、この一発。

天谷宗一郎 さん
3ボール・2ストライクからインサイドへの難しいボールですけれども、しっかり対応して、なおかつスタンドインさせるわけですから、さすがのバッティングですね。

石田充 アナウンサー
カープがホームランで先制します。

援護をもらったのは、クライマックスシリーズ初登板、森下暢仁 でした。

天谷宗一郎 さん
立ち上がり、本人は不安だったと思うんですけれども、すばらしかったです。ストレートをしっかりと低めに集めて、要所の変化球ともうまく組み合わせながらのピッチングを見せてくれました。

石田充 アナウンサー
無失点を続けます。4回には1アウト・2塁・1塁というピンチ。迎えるバッターは、前日、先制ツーランホームランの 宮﨑敏郎 。ここは三振に仕留めますが、DeNAも足技を使って3塁・2塁。

天谷宗一郎 さん
思い切った作戦を使ってきました。

石田充 アナウンサー
ここで打席は森下キラーの1人・大和だったんですが、センターフライに打ち取り、スリーアウト。ピンチをしのぎました。

迎えた6回、ルーキー・林がもう少しでホームランという大きな当たり。二塁打となります。さらに送りバントという形で1アウト・3塁。この場面で新井監督は、スパッと森下を代えました。

2番手は誰かと思われた中で、またしても6回、イニング途中に 大道温貴 でした。

天谷宗一郎 さん
前日、抑えたところをいい形で自信につなげてくれました。

石田充 アナウンサー
前日、好調だった大田を内野フライ、さらに4番・牧もストレートで抑えて、またしても火消し役でした。

天谷宗一郎 さん
ストレート、本当に躍動した姿を見せてくれました。

石田充 アナウンサー
その直後の攻撃、打順がピッチャー・大道に回るところで代打が 末包昇大 だったんです。大きなホームラン。

天谷宗一郎 さん
さすがのパワーです。チェンジアップなんですけれども、もう、これはちょっと説明できないというか、見ていて、めちゃくちゃ興奮しましたね。

石田充 アナウンサー
そして、2点リードでマウンドは、リリーフ陣では唯一、CSを経験しているという 中﨑翔太 だったんですが、打ち取ったような当たりがセンターへのヒットになります。

天谷宗一郎 さん
このイニングは、DeNAの意地を見たという形でした。

石田充 アナウンサー
その後、送りバントを決められ、1アウト・3塁・2塁。マウンドを代わったターリーも打ち取ったような当たりがヒットになり、1点を返されます。

ソトの当たりも浅いセンターフライではあるんですが、向こうも積極的に走ってきました。犠牲フライ、タッチアップでホームに還り、2ー2とされます。

天谷宗一郎 さん
ただ、ここで逆転されなかったっていうところも大きかったんです。

石田充 アナウンサー
DeNAも強いと新井監督はずっと言ってきましたけれども、追いつかれます。