ロシアのプーチン大統領の中国訪問に先立ち、中ロの外相が会談を行い、プーチン氏が北京で17日から開かれる国際会議に出席することを明らかにしたとロシアメディアが報じました。

ロシアのラブロフ外相は16日、中国の北京を訪問し王毅外相と会談を行いました。

タス通信によりますと、王毅氏は会談の中で、プーチン大統領が北京で17日から開かれる巨大経済圏構想「一帯一路」の国際会議に出席することを明らかにしました。

プーチン氏は習近平国家主席と会談を行う予定で、ラブロフ氏は、首脳会談では「二国間関係の発展について全面的に話し合う予定だ」としています。

また、「一帯一路」について、ラブロフ氏は「ユーラシア大陸全体の平等と相互利益に基づく協力を促進する重要な部分となる」と述べ、中国との関係強化に期待感を示しました。

一方、中国外務省の発表によりますと、王毅外相は「プーチン大統領が一帯一路を支持していることを高く評価する」としたうえで、「ロシア側が引き続き積極的に参加し、共同発展と繁栄の促進に貢献することを歓迎する」と述べました。

また、「来年はロシアと中国国交樹立75周年にあたり、双方は戦略的相互信頼を深め、伝統的な友好関係を強固にすべきだ」と述べるなどロシアとの関係強化に意欲を示しました。

これに対し、ラブロフ外相は「二国間関係は積極的発展の勢いを保持しており、さらに各分野での協力を深めることを期待する」と応じています。