迎えた15日のMGC。
細田選手はトップ集団でレースを引っ張ると、23キロ過ぎ、前に出た一山選手にただ1人、付いていき、一時は先頭を走ります。
しかし、残り10キロを切って引き離されると、後続にも抜かれてしまいます。
雨で体力が消耗する中、必死に2位を目指します。
実況:
「細田が追う。2番か3番では大きいですからね」
前だけを見て走り続けた細田選手。
最終盤のトラックまで猛追しますが…。
実況:
「一山が逃げ切ります。パリオリンピック代表内定。粘った粘った細田、あと一歩及びませんでした」
2位とはわずか7秒差。
この大会での代表内定とはなりませんでした。
細田あい選手:
「雨もあって身体も固まってきて、最後前が見えていたので追いつけるかなと思ったが、なかなか詰めることができず、きついレースになった」
「代表権を狙っていたのでショックという気持ちはあるが、自分のやるべきことを出し切った結果なので、今は次に向けてファイナルチャレンジに向けて頑張ろうと思っている」
オリンピックの代表は残り1枠。

2024年1月と3月の大会で設定タイムを突破した最もタイムのいい選手が最後の切符をつかみます。
該当者がいない場合は、MGCで3位に入った細田選手が代表となりますが、細田選手は、設定タイムの突破を目指して、どちらかの大会に出場することになりそうです。