フランス・パリのルーブル美術館と郊外のベルサイユ宮殿で14日、爆破予告があり、訪問客が避難する騒ぎとなりました。捜査の結果、爆発物は見つかっていません。

フランス紙パリジャンによりますと、14日正午、パリのルーブル美術館で「数か所に爆弾が仕掛けられ、数時間以内に爆発する」という英語のメールを受信し、美術館周辺を閉鎖。訪問客らおよそ4000人が避難する騒ぎとなりました。

また、ベルサイユ宮殿でも爆破予告を受けたということで、午後4時ごろにおよそ1万人が避難しました。

捜査の結果、ともに爆発物は見つかっていません。

フランスでは13日、北部アラスの高校で男が「アラー・アクバル」=「神は偉大なり」と叫び教師を殺害した事件を受け、国内のテロ警戒水準を最高レベルに引き上げました。

現在開催中のラグビーワールドカップでも、警察官を増員して警戒を強めています。