古着は“資源” デニムの特徴を活かし壁材へ
山内キャスター:
そして、もう既に古着というのは“資源”とも言えます。

回収した古着で何を作ったかというと、ファッションブランド・アーバンリサーチの「commpost」は、自社製品の廃棄分や回収品から廃棄衣料の色味を活かしたiPhoneケース(1980円)や、収納カバン・収納ボックスを作りました。
衣類というのはプラスチックなどのいろんな素材が混ざっています。これを分別するのは大変なので、色で分別し樹脂のようなものにして、新しい商品を作るというアップサイクルです。

また日本エムテクスは、デニムを作るときに出る端材を利用して壁を作りました。その名も「塗るデニム」。風合いは、本当にあのデニムの色になっています。漆喰のように壁に塗っていく壁材を作りました。湿気を吸収してくれて、お部屋の環境も良くなるということで人気店・BEAMSの店舗でも使用されているそうです。
井上キャスター:
コストが下がっていけば、どんどん広がっていきません?ビジネスチャンスになるし、SDGsにもなるし、一石三鳥ぐらいいける気がするけど。
清水さん:
そう思いますね。日本ってちょっと遅れている部分があったと思うんですけど、僕の好きなスペインのブランドは、コーヒー豆のカスを使ってジャケットを作っていて。コーヒー豆って脱臭効果とかありますから、いいサイクルでまわって欲しいなと思います。