輪島市の日本航空大学校。実は、客室乗務員の就職内定率が今年度、全国トップの実績を誇り、学生たちは希望を胸にあこがれの業界に旅立とうとしています。

「はいもうちょっと頭を下げて…そうね、そのくらいですね」

お辞儀の姿勢や表情など細かな指導を受けているのは、日本航空大学校・航空ビジネス科の学生たち。客室乗務員への道は厳しく、大手航空会社の採用試験は100倍を超す狭き門です。しかし、日本航空大学校では今年度の就職内定率が日本一。

13日までに38人の内定が決まり、合格率は92パーセントを誇ります。航空機を模した機内でのサービスからメイクアップまで、専門的な授業が行われています。コロナ禍で採用を取りやめる企業が相次ぎましたが、学生たちは諦めることなく夢を追い続けてきました。

航空ビジネス科2年 清水皓太さん(日本航空内定)
「自分自身が成長していける言葉がけ、授業をしてくれた事に本当に感謝しています」

航空ビジネス科3年 岩田あずささん(全日本空輸内定)
「勿論不安もありましたが、皆さんのそばには私が付いていますという言葉を聞いて、安心したのでここまで来れたと思います」

難関を乗り越え輝く未来へ、学生たちが能登の地から国内外の空へと羽ばたきます。