台風19号で増水した千曲川の堤防が決壊してから13日で4年となりました。
甚大な被害をもたらした災害の記憶を風化させず、後世に伝えていこうと、被災地では防災学習が行われました。
堤防の決壊で、床上155センチにまで水が押し寄せた長野市の長沼小学校。
災害の犠牲者に黙とうを捧げ、改めて、避難の重要性を学ぶ防災学習が行われました。

長沼地区住民自治協議会 住田昌生事務局長の講演:
「何時間後には台風が上陸すると情報があったとする。そしたら地図を見て家族でどこに避難するか決めておく。おじいちゃんおばあちゃんがいるなら一緒に避難するかも決めておく」
全校児童およそ80人が災害時の意識、そして、もしもの時に役立つ身近な物の活用方法などを地元の住民から教わりました。

新聞紙を折って児童たちが作っていたのは…
「スリッパ」です。
1年生女子:
「大変なときとかに使いたい」
Q誰に教える?
「ばあちゃん」
6年生女子:
「普通の紙だけどすごくピッタリ。活用できそう」
新聞紙やタオル、ビニール袋を活用していたのは…

骨折や出血した時に使える応急処置の方法です。

自宅が2階まで浸水被害 6年 高見澤創一(たかみざわ・そういち)さん:
「災害にあったことはすごく悲しいけど、ボランティアの人たちの優しさもすごく実感したし、こういう機会をとってくれてすごく感謝している。お母さんお父さんにもこういうのができると土日とかに教えてあげたい」














