このところようやく秋の深まりを感じるようになった長野県内ですが、夏の暑さの影響で各地の紅葉前線は、やや遅れ気味のようです。

秋晴れとなった山ノ内町の志賀高原・横手山。

標高およそ2100メートル、雄大な眺望で知られる通称「のぞき」には、12日も県の内外から大勢の観光客が訪れていました。


お目当てはもちろん、紅葉。

しかし例年の今頃、針葉樹とさまざまな色どりの葉のコントラストが楽しめる斜面には、緑色が目立ちます。

安曇野から:
「ちょっと今年は紅葉遅いようですね」
京都から:
「ちょっとまだ早いかなってくらいで、今週末頃が見ごろかなって感じですけどね」

この時期に毎年訪れるという富山県の男性は。


「今年2度目。先週来て、いつも先週くらいがいいと思って来たんだけどまだ早くて、今週いいかなと思って来たら、もうちょっと早いみたいですね」
「やっぱり来週もう一度来なきゃいけないかなと思っています」

地元の観光関係者は。


横手山ドライブイン・本山浩二支配人:
「例年より1週間ほどちょっと遅いかなというふうに思っています。やはり暖かいって皆さん言われますよね。確かにこちらもちょっと暖かかったですよね」

このところ一気に秋めいている県内ですが、紅葉前線の南下は、各地で1週間以上遅れ気味になっているようです。

白馬村観光局によりますと、白馬村では北アルプス八方尾根の八方池周辺で紅葉が始まっているものの、やはり1週間ほど遅れているということです。