人口は400人余り。

高齢化が進む常和地区をどう立て直すのか。


有志が立ち上がり、災害の翌年に発足したのが、「常和復興まちづくり協議会」です。

活動の中心は「復興」と「まちづくり」。

県や市に対し、同じような災害を繰り返さないための改良復旧工事を要望。

同時に、住民同士のつながりを強く持つために、積極的に行事を企画し、交流の場を増やしてきました。

災害の翌年には、遊休農地を活用して大根を育て、ボランティアや近くの住民にふるまう催しを初めて企画しました。


およそ100人が参加し、4000本ほどの大根を収穫。

以来、毎年続く人気行事となりました。

また、協議会では毎年、防災訓練を実施しているほか、復旧工事の進捗や、地区内の出来事をSNSや広報誌で細かく発信。

鈴木正則(すずきまさのり)会長は、住民の団結は災害前より強くなっていると感じています。