2019年の台風19号災害から12日で4年となりました。
大雨による川の氾濫で大きな被害を受けた佐久市常和(ときわ)地区の今を取材しました。


田井秀明(たいひであき)さん:
「道全部なくなっちゃった」
「水がみんなあふれて道路を削っちゃったんでね」

佐久市東部の山沿いにある常和地区。

4年前の2019年10月12日、地区の中心を流れる田子川(たこがわ)が氾濫。

観測史上最大の連続雨量となり、午後2時過ぎには田子川の水が道路にあふれだしました。


集落をつないでいた15の橋が通れなくなり、川沿いでは24戸が全半壊や一部損壊の被害を受けました。

当時、区長を務めていた田井秀明さんは、12日から翌日にかけて被害状況を確認しました。

田井秀明さん:
「(被害状況を確認するため)歩いてみんな回ったんです」
「安否やら床上床下浸水とか」


およそ2キロにわたって川が氾濫し、護岸が崩れ、道路は寸断。

断水も発生し、川沿いの住民が避難生活を余儀なくされました。