イスラム組織「ハマス」の襲撃を受けた、イスラエル南部から逃れてきた人たちの中には、精神的にショックを受けている人も多くいます。始まったばかりの避難生活の現場を取材しました。
中部・テルアビブ郊外にあるホテルには、子どもを含む多数の遺体が発見された集落「クファルアザ」から避難してきた、およそ300人が現在暮らしています。
ハマスの戦闘員が家をまわって襲撃する中、避難部屋に隠れるなどして生き延びるも、家族が行方不明になったり、亡くなったりしている人が多くいます。
息子が行方不明の男性
「私の家には銃があったので、妻と娘と避難部屋に隠れました。行方不明の息子を捜すのを手伝ってください。もし彼がガザにいるなら、無事だと知りたい。何か情報を欲しいのです」
避難者たちは着の身着のまま逃れてきていて、寄付で集まった洋服や食料で暮らしています。
記者
「こちらでは、ハマスに襲撃された村に住んでいた子どもたちへの支援が行われています」
集落の至るところに遺体が横たわっていたということで、精神的なショックを受けている人も多く、子どもの面倒をみられなくなった人もいます。
ボランティアの心理士
「何が起きたか分かりませんが、お母さんがこの子の面倒を見られなくなりました。世界中の人たちに関心を持ってもらいたい 。本当にひどいことが起きています」
停戦への先行きが見えない中、避難者たちは元の集落に戻る希望をよりどころとして、避難生活を送っています。
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