塩尻市の介護施設の元職員の男が、入所者の女性を殺害したとして逮捕された事件で、警察は、女性の通帳を使って不正に現金を引き出した男が、発覚を逃れるために犯行に及んだ可能性もあるとみて、慎重に調べています。

殺人の疑いで逮捕されたのは、下諏訪町の無職・望月大輔容疑者40歳で、2022年5月、勤務していた塩尻市の介護施設で入所者の前田裕子(まえだゆうこ)さん当時77歳に、自分に処方されていた向精神薬を飲ませ、薬物中毒で死亡させた疑いが持たれています。
捜査関係者によりますと、望月容疑者は、行為を認めたり部分的に否認したりするなど、あいまいな供述をしていることがわかりました。

望月容疑者は、2022年3月に前田さんの通帳を使って現金7万円を不正に引き出した罪で起訴されていて、警察は発覚を逃れるために犯行に及んだ可能性もあるとみて慎重に調べを進めています。














