産科医が不足している地域へ石川県は、安全で円滑に妊婦を緊急搬送できる新たなシステムの運用を始めます。10月20日から導入する「遠隔分娩監視システム」は、各地の医療機関から金沢市の県立中央病院へ妊婦を緊急搬送する際、遠隔で胎児のモニタリングが可能となるシステムです。
馳浩 石川県知事
「移動中でも、胎児の心拍や子宮の収縮状態の計測データを県立中央病院の産科医がリアルタイムで確認し助言することが可能となる」
このシステムの運用は能登の北部と中部そして南加賀のあわせて7か所の施設で始まり、県は今後相談に応じてほかの医療機関でも導入を進めたいとしています。