入場料2000円として「15年で償還できる」
魚津水族館は現存する日本最古の水族館として知られています。現在の建物は3代目で「富山湾大水槽」などが見どころですが、すでに築42年が経過。設備の老朽化が進んでいます。
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中村さんは、これからの水族館は大人の知的好奇心を刺激する施設であることが集客力アップには重要だと指摘。
ブリの群れがダイナミックに泳ぐ水槽をはじめとする富山湾ブランドの水産物の展示ゾーンや、富山の食文化に結び付けた情報発信をしていくことで、観光や産業にも影響を及ぼす存在価値が生まれるとしています。

中村さんによりますと、近年水族館の建設費は高騰していて、魚津水族館を建て替えた場合の投資額は「ざっくりした試算で」約76億円ですが、入場料を2000円としても「15年で償還できる」としました。