国際定期便の再開で、家畜伝染病の侵入リスクが高まる中、対策を強化です。宮崎空港で水際対策を呼びかけるキャンペーンが行われました。

(田尻怜也記者)
「こういったティッシュを配って、観光客に肉製品などの持ち込み禁止を呼びかけています」

このキャンペーンは、宮崎と韓国とを結ぶ国際定期便が先月再開したことを受けて、海外で発生している口蹄疫やアフリカ豚熱などの家畜伝染病の侵入を防ごうと行われたものです。

11日は宮崎空港で、県職員や養豚関係者などおよそ20人が、韓国からの旅行客にチラシが折り込まれたティシュを配りながら肉製品などの持ち込みができないことを呼びかけました。

(みやざき養豚生産者協議会 長友浩人会長)
「私たちは海外で起きてる病気というものに常に神経を尖らしている状態なのですが、一般の観光客の方がルールを守っていただければ何の問題もないことで、そこを周知していただきたいなというふうに思っています」

(宮崎県農政水産部 河野明彦畜産局長)
「畜産振興を行うには、病気を出さないということが一番大事な土台ですので、この基本となる家畜防疫、病気を出さないことについてしっかりと取り組んでまいりたい」

県はこのほか、家畜防疫員による農場巡回指導なども今後、強化するとしています。