「スーパークレイジー君」として知られる宮崎市議会議員の西本誠被告が、逮捕・起訴されたことを受けて、宮崎市議会では、長期間、活動ができない議員に対して支払われる議員報酬のあり方を検討する特別委員会が設置されました。

「スーパークレイジー君」として知られる西本誠被告は、女性を宿泊施設に無理やり連れ込み、性的暴行を加えたなどとして、先月、逮捕・起訴されました。

現在の条例では、逮捕または勾留により議員活動ができない場合でも議員報酬は満額が支給されることになっています。

また、議員本人が返還を希望しても、寄付行為に該当するとして公職選挙法により禁止されています。

現在、西本被告には毎月58万円余りの議員報酬が支給されていて、期末手当も115万円余りが支給される予定です。

こうした中、11日は、長期間、議員活動ができない議員の報酬について検討する特別委員会の設置が可決されました。

(宮崎市議会 前本尚登議長)
「議員報酬が支払われることに関して、市民の意見もあって、この件について議会でも議員報酬のあり方について研究していき、いろんなことで私の方に報告があると思っている」

特別委員会では、ほかの自治体の事例も参考にしながら議員報酬のあり方について話し合うことにしています。