11日午前、石川県小松市の木場潟公園で職員の男性がクマに襲われ、けがをしました。警察や猟友会などがクマの行方を捜索しています。

11日午前10時40分ごろ、小松市三谷町の木場潟公園東園地で、職員2人が見回りをしていたところ、男性1人が突然クマに襲われました。男性は顔をひっかかれ、ドクターヘリで金沢市の石川県立中央病院に運ばれましたが、意識はあるということです。

近くには当時、10人余りの来園者がいたということですが、避難してけがはありませんでした。

男性を襲ったクマはその場から逃げ、警察や猟友会などが行方を捜索しています。

現場は木場潟から東におよそ500メートル離れた森林が広がる地域で、石川県が今年4月に里山や次世代エネルギーについて学ぶ公園として整備しました。

石川県では9日も、金沢市の大乗寺丘陵公園で散歩中の高齢男性がクマに襲われ顔などに大けがをしていて、県は「ツキノワグマ出没注意情報」を出して、警戒を呼びかけています。