「黒酢」が健康寿命に非常にいい影響を与えている可能性
首藤准教授は健康寿命を延ばすことを目指し現在、多くの企業とタッグを組んでいます。この日大学を訪れていたのは熊本県内の健康食品会社。この企業と研究しているのが黒酢の有効性です。

えがお 健康研究所 松本祥幸所長「黒酢というのは200年以上前から製造されていて、今もなお健康にいいとして飲まれているんですけど、そこに対してサイエンスの観点からエビデンスが追い付いていない」
※松本所長の名前「祥」は示の旧字体

「黒酢は本当に体にいいのか?」
科学的な証明を試みます。首藤准教授が開発したシステムで黒酢と米酢を調べてみると。

首藤 准教授「これを見たら一目瞭然なんですが、米酢を与えた時と比べると黒酢を与えた時の健康長寿の数が非常に増えている」

米酢も黒酢も健康な集団は増えましたが黒酢の方がその増加幅が大きいことがわかりました。

首藤 准教授「酢酸以外の黒酢の中に含まれている、何らかの成分が(健康寿命に)非常にいい影響を与えている可能性がある。ここに新しい健康へのヒントが隠れているのではないかと」

大学と企業が協力するこの研究施設で生活につながる成果が出始めています。