「線虫」が人間の健康寿命を延ばす鍵

こちらは熊本大学・首藤剛(しゅとうつよし)准教授の研究室。

首藤准教授には大学の教員のほかにもう一つの顔が・・・

熊本大学 首藤剛 准教授「実はベンチャー企業の実験ラボスペースになっていて、ベンチャー企業の社長も昨年4月からやらせて頂いている」

ここはC―HAS(しーはす)プラスという熊本大学発のベンチャー企業。

研究している社員は学生です。首藤准教授たちの研究対象は体長1ミリほどの線虫。人間の健康寿命を延ばす鍵となる特徴を持っているのです。

首藤 准教授「死ぬまでの間にどのくらい健康な期間があって、どのくらい不健康な期間があってというのが1つ1つの線虫ごとに違う。この辺も私たち人間社会でも、みなさんの健康な時期が人それぞれ 違うのとすごくそっくり」

そこで線虫の一生を人間の一生に見立てて、薬や食材などが与える健康への影響力を数値化する評価システムを開発しました。