30年ほど前に閉店した金物店に残された昔懐かしい商品を、無料で持ち帰ることが出来る譲渡会が、8日と9日の2日間にわたって長野県飯綱町で開かれました。

訪れた人:
「おお~!これあれだ。長靴に着けるやつだ。長靴の裏に着けて氷の上とか雪道とかの(滑り止め)。昔の昭和レトロなやつですね」

懐かしさを感じる日用品などの無料譲渡会です。


グラスのセットに…これからの時期にぴったりな土鍋、

そして、なんとワープロも。

無料譲渡会の会場となったのは、30年ほど前に閉店した金物店「リビングセンターヤマモト」。


店内の在庫は千点を超え、そのほとんどが新品です。

訪れた人:
「バスマットとお鍋をもらいにきました」
「母もこういうの好きなので、まだまだいい物あるかなって探そうかなって思ってます」

イベントは、空き店舗の活用に向けて、店に残された商品を町民などに使ってもらおうと、地域おこし協力隊が企画しました。


地域おこし協力隊 岩井敦史(いわい・あつし)さん:
「空き店舗、空き家活用の一環で地域の人に知ってもらってこんな場所あるよという」
「中にあるものも本来捨てられちゃうので、まだ価値あるので欲しい人たち持って行ってくださいという」

飯綱町でも空き家が増える中、岩井さんは「貸したい人」と、「借りたい人」のマッチングを進めていきたいと話しています。

増える空き家の活用に向けて各地で様々な取り組みが始まっています。