パレスチナ自治区のガザを実効支配するイスラム組織「ハマス」による大規模な攻撃で、イスラエルにいるタイ人やネパール人が人質にされるなどの被害が出ています。

イランメディアなどは7日、イスラエル南部に暮らすタイとフィリピンからの労働者数人がハマスの戦闘員によってパレスチナのガザに拉致されたと報じました。

ハマスは倉庫のような建物の中で、人質になったタイ人労働者らの画像を公開したということです。

タイ政府は「タイ人労働者の夫婦2人が人質にされている」としたうえで、「この問題を深刻に受け止めている」との声明を発表。

イスラエルに軍を派遣し、タイ国民を緊急避難させるべく準備をしているとしています。

また、複数のインドメディアは、イスラエルの大学で学ぶネパール人学生7人がハマスの攻撃で負傷し、ネパール人17人が監禁されていると伝えています。