名護市辺野古沖の工事をめぐり国が玉城知事を訴えた代執行訴訟について、県を支援する立場の学者らが会見し、工事の安全性などの具体的な審理を求めました。
国は、改めて玉城知事に工事の承認を命じる判決を求めていて、玉城知事が応じなければ代執行で工事を承認する構えです。
行政法学者らは、玉城知事がおととし工事を不承認とした理由に軟弱地盤の安全性の問題を挙げているにも関わらず、これまで安全性の議論は尽くされていないとして、代執行訴訟の場で詳しく審理するよう訴えました。
白藤博行専修大名誉教授
「いかに実体審理をするか。みんなが分かる場で議論してほしい」
一方、国は訴状で工事が承認されない現状は「違法かつ異常」で許されないとして、今月20日までの弁論終結を求めています。