相次ぐクマ被害に岩手県と大学生がタッグ。「秋のクマ被害防止キャンペーン」を6日スタートさせ、県民に注意を呼びかけています。

キャンペーンを展開する岩手県と岩手大学のツキノワグマ研究会は6日会見し、注意喚起カードの配布やクマをテーマにしたイベントの開催など、活動の概要を発表しました。
今年は県内各地でクマの目撃が相次いでいて、5月には盛岡市の明治橋近くで川を泳ぐクマの姿も目撃されています。
また8月には一戸町で高齢女性がクマに襲われ頭と右腕を引っかかれたことによる外傷性ショックで亡くなりました。
クマによる被害を減らそうと10月14日に盛岡市で開かれるイベントでは、クマの写真の展示と岩手大学の学生による生態の解説が行われます。

(岩手大学ツキノワグマ研究会 渡邉颯太さん)
「事故に遭ってしまった方がなぜ遭ったのか、そういうところを事件一つひとつ専門家を入れて深堀りしていくべきだなと思っています」

県は期間中、「注意喚起カード」を山に入る人や農家に配布することにしています。キャンペーンの期間は11月末までです。