風邪と似ている秋花粉 春・秋の違いは?

加藤キャスター:
春と秋の花粉には違いがあります。▼春は山間部の樹木から出る花粉で大きさは約30~40マイクロメートル ▼秋は公園・河川敷の草木から出る花粉で大きさは約20マイクロメートルと、秋の花粉は春と比べて半分くらいのサイズになるそうです。

この花粉の大きさで症状の違いがあるのでしょうか。
アレルギー専門医の倉持仁医師によりますと▼春の花粉は鼻の粘膜にとどまり、くしゃみ・鼻水などを引き起こし ▼秋の花粉は気管支まで入り込み、せき・ぜんそく、喉のイガイガなどの症状が出るそうです。
秋の花粉症は風邪の症状と似ているため、風邪と思って病院で診てもらったら実は花粉症だったという方もいらっしゃるそうです。

ブタクサなどは背丈が高くないため飛散範囲は最大100メートルほどだそうです。対策としては草が多い場所に近づかない、マスクを着け、玄関先で花粉をはらい、うがいをすると良いそうです。

それでも症状が出てしまった場合、スギの花粉症向けに舌下免疫療法というものがありますが、秋の花粉症には効果が期待できないと言われています。
また、いとう王子神谷内科外科クリニックによりますと、現在コロナとインフルの流行で、せきどめ薬などメーカーからの納品が少なくなっていて、実際に在庫がないというところもあるそうです。
ホランキャスター:
秋になって河川敷を散歩しようかなという方もいると思います。秋花粉を避けるためにコースを変えるなど、工夫しないといけませんね。














