若い世代の「いま」を描くシリーズ企画。今回は、SNS=会員制交流サイトで、わいせつな画像を要求され、拡散されてしまう性被害についてです。福岡市などでもこのところ中高生の被害が相次ぎ新型コロナの影響を指摘する声も上がっています。

◆「自分を大切に」要求被害は10年で2倍に

福岡市西区の筑前高校で生徒会の2人が警察官と一緒に動画を制作していました。
(制作動画のナレーション)「裸の写真を撮らない送らない要求しない」

生徒会長・内田真央さん(17)「アバターに喋ってもらう分の台詞を編集しています」

テーマはSNSなどを舞台にしたいわゆる「自画撮り被害」。裸の写真を撮って送るよう相手に要求されたり脅されたりする事例を紹介し、被害を防ぐのが狙いです。


生徒会副会長・荒井智陽さん「この動画を作るうえで軸となったのが、自分をもっと大切にしてほしいということでした」

警察庁によると去年、全国で500人を超える未成年の男女がわいせつな画像を要求され拡散されるなどの被害を受けました。ここ10年ほどの間で2倍以上に増えています。

福岡市でも今年に入り西区内の複数の中学校や高校を中心に同じような被害が急増しているということです。なぜ、被害は後を絶たないのでしょうか。

◆“テストで負けたら裸の写真”女子高校生「断りづらい」

女性(19)「元カノの裸同然くらいの写真を元彼がストーリーに上げているのが回ってきたみたいのはあります」
女子高校生「見ました回ってきたの。裸の写真を回されたみたいな。で、グループラインに拡散されてました。もう裸でした普通に」


実際にわいせつな画像を要求されたことがある女子高校生からも話を聞くことができました。

女子高校生「ノリで言ってきたみたいな感じだったけど、向こうからしたらけっこうガチで言ってきました。テストで勝負して負けたら裸の写真とか普通に言われました。なんか断りづらいっていうかなんて言ったらいいか・・」

警察も取締りを強化していて福岡県警は12月、SNSで知り合った女子中学生に裸の写真を撮らせるなどしたとして、大阪市の男を逮捕しました。福岡市に住む大学生の男は、SNSで女性になりすまして男子高校生と連絡。わいせつな動画を送らせて拡散すると脅して車の中で性的暴行を加えたとして12月、逮捕されています。