今月14日から宮崎県えびの市にある陸上自衛隊霧島演習場で行われる日米共同訓練について、九州防衛局などが地元住民を対象にした説明会を開きました。

日米共同訓練は、島しょ防衛での連携強化を目的に今月14日から31日までの18日間実施されます。

えびの市の霧島演習場では、陸上自衛隊から700人、アメリカ軍からは120人が参加し、日米両軍のオスプレイあわせて8機程度を活用した空中機動訓練も計画されているということです。

えびの市役所で開かれた5日の説明会には、演習場周辺の地区住民4人が出席。

九州防衛局の担当者が、オスプレイなどによる騒音や家畜への影響の対策として、養鶏場などの近くを通らないよう演習場の西側と北側を飛行するルートを日米間で共有していることなどを説明しました。

(周辺住民)
「(飛行ルートなどを)しっかり守ってもらって、皆さんに迷惑をかけないようにしてもらいたい」

(九州防衛局基地対策室 出崎修身 室長)
「根底としては皆さんを守りたいということがあるので、住民の方にも協力を得ながら、過度にならない形で訓練を進めさせていただきたい」

オスプレイの訓練日程についてはまだ決まっていませんが、えびの市では対策本部を立ち上げ、飛行ルートの確認や苦情の聞き取りなどを行うことにしています。