全国大会への1枚の切符をかけた中学駅伝の福島県大会が4日、福島市で開かれました。男子は4連覇中の高田に注目が集まる中、終盤ドラマが待っていました。
県内それぞれの地区の代表33校が出場した男子。
実況・浦部智弘アナウンサー「第66回県中学駅伝男子の部がスタートしました。1区の選手、一気に加速していきます」

およそ18キロを、6人でタスキをつなぎます。
エースがそろう1区は、序盤から熾烈な争いが繰り広げられました。
実況「デッドヒートが繰り広げられています。先にタスキをつなぐのはどちらなのでしょうか?」

序盤、若松四や会津学鳳の会津勢がトップ争いを繰り広げる中、5連覇を狙う高田は序盤3位、さらに3区で7位と、なかなか浮上のチャンスを掴むことができません。
そんな中、4区でトップに躍り出たのは…。
実況「第5中継所、トップで現れたのは勿来一中、銭谷光聖です」

高田中は5区で2位に浮上しますが、勿来一との差は36秒。しかしドラマはここからでした。すべてをアンカー吉田に託します。
実況・小湊愛巳アナウンサー「すぐうしろ、高田中が追い上げています。高田中3年吉田進次朗です。勿来一中と高田中が熾烈な先頭争いを繰り広げています」

吉田の驚異的な追い上げで、優勝争いは勿来一と高田の一騎打ちに。最初にゴールの競技場に姿を見せたのは、高田でした!
実況「県大会5連覇!今フィニッシュのテープを切りました!見事優勝しました。大逆転、高田中1位です」

アンカー吉田の驚異的な追い上げと、6人の全国の舞台への熱い思いが5連覇を成し遂げました。
高田・吉田進次朗主将(アンカー)「本当に全力で最後まで走り切りました。今年こそは(全国大会で)優勝できるようにまだ時間があるので全力で取り組んでいきたい」
高田・角田一昭監督「年甲斐もなくゴールが入ってきたときに涙が止まらなくて、県大会で優勝することの方が大変なので、3年間やってきたこと努力が報われたなと感じる」
2位の勿来一、3位の猪苗代までの上位3チームは10月下旬に山形県で開かれる東北大会に、優勝した高田は、12月に滋賀県で開かれる全国大会に出場します。
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女子 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/gallery/747909
男子 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/gallery/747909?image=23
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女子 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/747909?page=2
男子 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/747909?page=3