富山県高岡市の市長ら6人が予定している訪米のための“高額旅費”が批判を集めています。ビジネスクラスを利用することで1人あたりの旅費は183万円と前回の6倍に。市長は「時差ぼけを避けるため」と現地での公務に万全を期すためと説明しましたが…こうした政治家の税金の使い方を、みなさんはどう考えますか?

訪米旅費1人あたり約183万円で前回の“6倍”に…市長に批判

富山県第2の都市・高岡市。住民たちは怒っていました。

高岡市民
「税金で行くからやっぱり贅沢したらダメ」
「(税金の)使い方が合っているのかな」

その訳は、10月に予定している角田市長らの訪米にかかる高額な旅費です。高岡市は姉妹都市のアメリカ・フォートウェーン市に定期的に訪問団を派遣しています。前回派遣した11年前は当時の市長ら15人が参加。全員がエコノミークラスを利用し、旅費は1人あたり31万円で、費用の総額は472万円でした。

ただ今回は、6人の訪問団のうち、角田市長ら4人がビジネスクラスを利用する予定で、結果、旅費は1人あたりおよそ183万円と、当時の6倍に。人数は減ったものの、費用の総額は1100万円にのぼりました。

高岡市民
「高岡市はただでさえ財政難で困っているので、腹が立っています」

実は高岡市、新幹線整備をめぐる過度な投資などがかさみ、2017年に40億円の財源不足が発覚。これを解消すべく、市は、市民に親しまれていた移動図書館やコミュニティバスを廃止するなど、市民サービスを切り詰めてきました。

市の財政ひっ迫の象徴ともいえるのが、市役所内のエスカレーターの停止。今も止まったままです。

「(市民サービスは)いろんな事が縮小されている。もっと使うところはいっぱいある」

市民から批判の声が集まる中、3日、角田市長は…

高岡市 角田悠紀市長
「時差ぼけや体調不良を避け、明確に(意図を)お伝えし、交渉しなければいけない」

現地に到着後、公務に支障が出ないようにするためと、ビジネスクラスを利用する意義を強調。しかし、到着初日の予定は、ウェルカムセレモニーのみであることが明らかになると…

高岡市 角田悠紀市長
「(到着初日に)交渉は特段予定していませんが、私自身は人にお会いする一番最初は一番大事だと思う。目をこすりながら会うわけにはいかないですし、気分が悪くてふらついているような状況だとダメだと思う。元気いっぱいの角田悠紀としてお会いすべきだと思う」

Q.初日の体調を考えてビジネスクラス?

高岡市 角田悠紀市長
「初日というよりは時差ぼけは1日で抜けない人もいる。時差ぼけが体にしんどいのは私自身も経験があります。そういう意味では、公務を全うするための判断だと思う」

海外視察をめぐっては、都内でも。東京・葛飾区の区長ら5人が今年4月、オーストリア・ウィーンを視察した際、区長と議長の2人がビジネスクラスを利用していたことがわかりました。1人あたりの旅費は170万円。同行した区の職員はエコノミーを利用し、1人あたり80万円だったということです。

青木区長は、「公務を万全の体調で臨むため、議会の議決などを経て手配した」としています。

葛飾区民・70代
「ちょっとやり過ぎだな。そう使ってもらいたくはないよね」
「(金額は)下の方が良いです。私たちは税金を払っているんだから」

葛飾区民・20代
「リモートよりは顔を直接合わせる方が良いと思うので、公務だし仕事だしとなると仕方ない部分もあるのかなと思う」