『カメラマンが魅せられた風景』~花畑が広がる飯豊連峰・門内岳~
標高およそ1600メートルに立つ見晴らし抜群の山小屋に一泊し、この時期にしか見られない絶景を撮影しました。(取材日 5月12日)
時刻は早朝の5時。新潟県胎内市の奥胎内ヒュッテから乗合タクシーに乗り10分、足の松尾根登山口へ。山小屋の管理のために登る、飯豊歴60年超えの佐藤喜代蔵さん(79歳)と共に山頂を目指します。

【胎内・北飯豊の会 佐藤喜代蔵さん】「飯豊はホントにキツイです。稜線までがキツイ。大石山までですね。それ乗り越えれば天国みたいな稜線が待っています。もう、花で素晴らしいですよ!」
南北20キロにわたり連なる飯豊連峰。今回目指すのは標高1887mの門内岳。まずは1562mの大石山へ登り、頼母木小屋(たもぎごや)で一泊。翌日に門内岳の山頂を目指します。どこから登っても“キツイ”といわれる飯豊。このルートも急な登りが続きます。
【崖を渡って来た登山客】「怖いことは怖いけど、ロープありますから。きょうは天気もいいですし、上でイチゲ見たいと思って来ました。イチゲの大ファンです。楽しみ」
「今年は雪が多いですね」
「この時期、お花を見たさに毎年、来てます」
「雪があって、また花が咲いて…。山は面白いです」

「もう何回も来てるけど、年々年々きつくなる。(山肌が)ゼブラ状になって、これが飯豊の特徴。今日は稜線も見えてきれいですね」