JA宮崎中央会は、県内13のJAを統合し来年4月に「県域JA」を設立することが決まったと発表しました。
「県域JA」の設立は、2日、県内の各JAで行われた正組合員による投票で決まったものです。
県域JAの名称は「宮崎県農業協同組合」で、来年4月1日に設立されます。
JA宮崎中央会によりますと、各JAを統合することで財務基盤の強化や組合員の所得の安定、それに、仕入れや物流のコストダウンが図れるといったメリットがあるということです。
その一方で、地域の特性を取り組みに反映しにくくなるなどの懸念があるため、しばらくは各JAを地区本部として運営を行うとしています。
県域JAが設立されると、農畜産物の販売取扱高は、単独JAとしては、全国トップになるということです。
(JA宮崎中央会 栗原俊朗会長)
「しっかりと組合に寄り添っていけるJAづくりを目指していきたいと思います」
県域JAの設立後には1年以内にJA中央会、JA宮崎信連、JA宮崎経済連も統合する方針です。