京都アニメーション放火殺人事件の裁判は、10月2日に証人尋問が行われていて、京アニの社長が「被告の思い込みによって事件が起きて断腸の思いです」とのべました。京都アニメーションの社員36人を殺害した罪などに問われている青葉真司被告(45)の裁判で、八田英明社長が検察側の証人として出廷しました。

「会社にとって人とは?」社長「宝です」

八田社長はまず、1981年に京アニを設立した経緯や背景を説明しました。

当時のアニメ制作は東京が主流で、当初は「色付け」などの下請け業務が多かったものの、1991年ごろに東京でも「天才クリエイター」として知られていた木上益治さん(61)が入社するなど徐々に社員が増えていき、1999年ごろに初めてオリジナル作品「ムント」を制作したと話しました。

生え抜きのクリエイターらも、木上さんの背中を見て育ったということです。八田社長は検察から、「会社にとって『人』はどんな存在か」と尋ねられると、「人は宝です」と言葉を詰まらせながら振り返りました。