静岡空襲の犠牲者への慰霊から始まった安倍川花火大会。過去4年は中止となっていましたが、7月23日に5年ぶりに開かれることになりました。例年とは違った楽しみ方になりそうです。
夜空を彩るおよそ1万5000発の花火…例年、60万人の観客を照らし彩る静岡市の夏の風物詩です。
しかし、2018年、2019年は台風により中止…2020年と2021年は新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされました。そして、今年は…。
<安倍川花火大会 本部 瀧義弘会長>
「5年ぶりの開催。規模を縮小してでも開催ができるということを非常に喜んでおります」
大会本部は記者会見で、7月23日の土曜日に5年ぶりに開催することを発表しました。時間は従来の半分の時間となる1時間に短縮して、午後7時半から午後8時半まで。
打ち上げ数は変わらず、1万から1万5000発との事なので、短時間に凝縮された見応えのある花火になりそうです。開催されれば、コロナ禍では初の開催となる安倍川花火大会。やはり「withコロナ」を強く意識しています。
<安倍川花火大会 本部 滝田芳則委員長>
「従来は、弥勒橋(安倍川橋)の上流で花火を打ち上げていましたが、今回は安西橋下流、田町2丁目から4丁目の中州で打ち上げを行います」
打ち上げ場所は、安倍川橋周辺から北へ2kmほどの安西橋周辺に変更した上で、従来の1か所から4か所に増やします。これにより花火が見える範囲が広くなり、観客の密集を避けられるといいます。
<影島亜美アナウンサー>
「奥に見えるのが安倍川橋です。例年打ち上げを行っています。そして、私の近くに見えるのが安西橋です。今年は安西橋の周辺で1カ所から4カ所に増やして打ち上げを行います。また、露店も河川敷の中のみとなります」
従来は橋や道路など、周辺にも広がっていた露店も河川敷だけに限定されます。また、観覧のメーンとなっていた桟敷席は設置しない代わりに観客席を例年よりも広げる予定です。
<安倍川花火大会本部 滝田芳則実行委員長>
「今年は何としても花火大会をやってほしいという要望が非常にたくさんあったわけですよ。規制が出てくると思いますが、守っていただいて、無事にできればと思います」
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